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「一握のFRISK」

組み上げど組上げど我が作業楽にならざり、じっと手を見る・・・。



その手はグリスに汚れ、2011年モデル発表展示会の富士自転車を

ひたすら組み上げる山本啄木の憔悴しきった姿である。

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一台そしてまた一台と、山本啄木は茶色の箱から煌びやかな富士自転車を出し、

部品を並べ、ひとつひとつ丁寧に、そして無心に組み上げていった。


何十台目の作業をしていた時だろうか、三日三晩飲まず喰わずの作業のあまり

目はうつろになり、手も震えはじめたのである。

「もうだめだ・・・」と諦めて六角レンチ(6mm)を床に置いたその手のそばに

桃色に光る箱が目に飛びこんできたのである。


なんだろうとその箱を開けてみると、米粒がまん丸になったような白い粒が

入っていた。

山本啄木は一粒口に入れてみた。


すると、今までワイヤーカッターを握る力さえなかったグリスまみれの手が、

ヘッドパーツの圧入を専用工具なしで、なんと素手で行えるようになったのである。

その後一台組み上げるたびに一粒、そしてまた組み上げるたびに一粒と作業効率は

あがり、瞬く間に無数の茶色い箱から取り出された富士自転車が並べられたのである。


山本啄木は思いおこしていた・・・。

確か夕焼けがキレイだった四日ほど前のあの日、村はずれの駄菓子屋に「ガリガリ君」

を買いに行った時、店のお婆さんに「これ、つい最近入ったんじゃがひとついらんかぁ」

と勧められ、「ガリガリ君」をやめて買ったのがこの桃色の

ピンクグレープフルーツ ミントの「FRISK」だったことを思い出した。


道具箱に入れていたのと、思考能力が低下していたのですっかり忘れていたのだ。


もしあの時に、「ガリガリ君」を買っていたら・・・この残暑は乗り越えられただろうが・・・。


きっとここにある富士自転車は、茶色い箱に入ったままであっただろう。

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ありがとう「FRISK」。

これで2011年モデル発表展示会では、全国の販売店さまに見てもらえ、

2011年モデル富士自転車を心待ちにしているお客さまには、

この場所で見てもらうことができる。












「ガリガリ君」と「FRISK」が大好きな営業YAMAでした!



FUJI YAMAMOTO

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